ほとんどの場合、「自分の考えは正しい」と思って、 人と話をしていることが多いと思います。私もそうです。
しかし、直観的に正しいと思っていたことが、間違えだったケースもありそうです。
NHK番組「ためしてガッテン」で「数字トリック見破り術」というタイトルの放送がありました。
番組の中で、モンティ・ホールが司会を務めるアメリカで大人気のゲームショーの「三つのドアから豪華商品が入っているドアを当てる」というゲームに勝つ確率について解説していました。
普通に考えれば、3択ですから当たる確率は、1/3になります。このゲームショーでは、少しひねりがあって、ゲーム参加者がドアを選択した後で、ゲーム参加者が選ばなかった「はずれのドア」を開いて、「あなたは、選択したドアを変更することができます」と司会者が言います。
このときに、最初に選んだドアを「変えない」、「変える」どちらを選ぶ方がよいかという問題です。
はずれのドアの一つは、開いているので、残りのドアは二つ。どちらかに豪華賞品が入っているのだから、当たる確率は1/2(50%)である。
このように考えてしまいます。
ある雑誌で、読者がコラムニストのマリリンに質問をしたところ、「変えた方が当たる確率は2倍になる」と回答したそうです。
これが、多くの話題を呼んで大論争になり、のちにモンティ・ホール問題と呼ばれることになりました。
● 選択したドアを変えない
この場合、当たる確率は1/3です。
● 選択したドアを変える
この場合、図に示すように、三つのケースが考えられます。
当たる確率は2/3です。
このことから、直観的な判断は、間違える可能性があり、論理的によく考えなければいけないと反省させられました。
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