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2015-02-19

ニュートンの言葉

 ネットの記事を読んでいたら、ニュートンの次の言葉が紹介されていました。

“If I have seen further it is by standing on the shoulders of Giants. ”
(私がより遠くを見ることができているのなら、それは、背の高い巨人の肩の上に立っているからです。)

 「巨人の肩の上」という言葉は、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指しています。この言葉は、12世紀のフランスの哲学者、シャルトルのベルナールによるものだそうです。

ウィキペディアでは、次のように紹介されています。
文献上の出典は、ソールズベリのジョン(英語版)が1159年の著書『メタロギコン』(Metalogicon) で次のように述べた箇所である。
私たちは巨人の肩の上に乗る小人のようなものだとシャルトルのベルナールはよく言った。私たちが彼らよりもよく、また遠くまでを見ることができるのは、私たち自身に優れた視力があるからでもなく、ほかの優れた身体的特徴があるからでもなく、ただ彼らの巨大さによって私たちが高く引き上げられているからなのだと。

ニュートンのこの言葉は、2ポンド硬貨の側面にも刻まれています。

2015-02-03

何かを実現したいと思ったら、まずはトライしてみることだ。

 数年前、『風をつかまえた少年』というタイトルの本が話題になりましが、そのときは読んでいませんでした。最近、書店でその本の文庫版『風をつかまえた少年―14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』 を見つけたので、早速読んでみました。

 アフリカにあるマラウイという国に住んでいるウィリアム・カムクワンバ 少年が経済的な理由で中学校に通えず、小学校の図書室で物理学などの本んを読んで風力発電を作ったという話です。
 もっと幼かった頃の遊びの話には懐かしさを感じ、現代においても魔術・迷信がはびこっているという話には違和感を感じました。
 2001年からの天候の不順による飢饉の話は、とても辛い話でした。 アフリカなどで飢えて亡くなる人が多数いるということをテレビで紹介されることがあります。しかし、そのような環境の中で、飢えている人々が何を思い、どのように生きていたかということを知ることはありませんでした。この本で、それらについて、一例だとは思いますが知ることができました。
 飢饉が終わった後、廃品を利用して手作りの風力発電を作り、家の中に電灯を付けることができるようになりました。家族の誰もが携帯電話を持っていないのに、近隣の人が携帯電話の充電ができるようにもしました。
 このことが話題になり、取材を受け、それがさらに広がりウィリアム少年をサポートする人たちが出てきます。TEDスピーチをする機会が与えられました。 本を読みながら泣けてきました。
 
 想像すらできなかったような展開になり、この本には書かれていませんンが、昨年、アメリカの大学を卒業することができました。

 本の最後に「何かを実現したいと思ったら、まずはトライしてみることだ。」と締めくくっていました。

 興味を持たれた方は、インタビュー記事がありましたので一読してみてください。