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2015-05-22

人口減少

日本経済新聞が人口減少地図を公開しています。

「20~39女性人口の増減」を、プラスは緑の濃淡で、マイナスはベージュ~茶~赤~紫で地域を塗り分けています。

これを見ると、私が住んでいる区は、「20~39女性人口の増減」がマイナス16.9%になっていました。この数字がマイナスになっていると子供の人口も減少することになります。確かに、近所の小学校の一つが来年度廃校になる予定になっています。
豊島区は消滅可能性都市といわれてるようですが、豊島区を見ると「20~39女性人口の増減」がマイナス50.8%にもなっていました。

ほとんどの地域が「20~39女性人口の増減」がマイナスになっている中で、数少ない緑で色分けされているのは、横浜市都筑区です。なんとプラス13.4%です。若いお母さん方に魅力的な街なのでしょう。

2015-02-19

ニュートンの言葉

 ネットの記事を読んでいたら、ニュートンの次の言葉が紹介されていました。

“If I have seen further it is by standing on the shoulders of Giants. ”
(私がより遠くを見ることができているのなら、それは、背の高い巨人の肩の上に立っているからです。)

 「巨人の肩の上」という言葉は、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指しています。この言葉は、12世紀のフランスの哲学者、シャルトルのベルナールによるものだそうです。

ウィキペディアでは、次のように紹介されています。
文献上の出典は、ソールズベリのジョン(英語版)が1159年の著書『メタロギコン』(Metalogicon) で次のように述べた箇所である。
私たちは巨人の肩の上に乗る小人のようなものだとシャルトルのベルナールはよく言った。私たちが彼らよりもよく、また遠くまでを見ることができるのは、私たち自身に優れた視力があるからでもなく、ほかの優れた身体的特徴があるからでもなく、ただ彼らの巨大さによって私たちが高く引き上げられているからなのだと。

ニュートンのこの言葉は、2ポンド硬貨の側面にも刻まれています。

2015-02-03

何かを実現したいと思ったら、まずはトライしてみることだ。

 数年前、『風をつかまえた少年』というタイトルの本が話題になりましが、そのときは読んでいませんでした。最近、書店でその本の文庫版『風をつかまえた少年―14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』 を見つけたので、早速読んでみました。

 アフリカにあるマラウイという国に住んでいるウィリアム・カムクワンバ 少年が経済的な理由で中学校に通えず、小学校の図書室で物理学などの本んを読んで風力発電を作ったという話です。
 もっと幼かった頃の遊びの話には懐かしさを感じ、現代においても魔術・迷信がはびこっているという話には違和感を感じました。
 2001年からの天候の不順による飢饉の話は、とても辛い話でした。 アフリカなどで飢えて亡くなる人が多数いるということをテレビで紹介されることがあります。しかし、そのような環境の中で、飢えている人々が何を思い、どのように生きていたかということを知ることはありませんでした。この本で、それらについて、一例だとは思いますが知ることができました。
 飢饉が終わった後、廃品を利用して手作りの風力発電を作り、家の中に電灯を付けることができるようになりました。家族の誰もが携帯電話を持っていないのに、近隣の人が携帯電話の充電ができるようにもしました。
 このことが話題になり、取材を受け、それがさらに広がりウィリアム少年をサポートする人たちが出てきます。TEDスピーチをする機会が与えられました。 本を読みながら泣けてきました。
 
 想像すらできなかったような展開になり、この本には書かれていませんンが、昨年、アメリカの大学を卒業することができました。

 本の最後に「何かを実現したいと思ったら、まずはトライしてみることだ。」と締めくくっていました。

 興味を持たれた方は、インタビュー記事がありましたので一読してみてください。

2014-12-30

仕事の取り組み方

Gunosyから配信された情報に、次のことが書かれていました。参考になると思います。
現役のとき、品質管理で「後工程はお客様」ということを学びました。これと同様の考え方だと思います。

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「世の中には2種類のお客さんが存在する」という考え方に基づいたものだ。

1つがExternal Customer(※外部のお客様)。いわゆる会社のモノやサービスを購入してくれるお客様の事だ。企業はこのお客様の獲得のために日々努力をしている。

そしてもう一つがInternal Customer(※内部のお客様)だ。一緒の組織で働いている同僚や先輩、上司などを指す。

「社内の人も自分のお客様として見る」という考え方は、External CustomerだけではなくInternal Customerもきちんと意識して仕事を進めるということだ。

顧客の満足の最大化。これを日頃から意識するようにすれば、どんな組織に属したとしてもあなたは成功することができる。

「2種類のお客様の満足を最大化する。」

2014-12-03

東洋文庫ミュージアムと六義園

 今日、東洋文庫ミュージアムと近くにある六義園に行きました。
 偶然、15時からガイドツアーがあるということで、それに参加することができました。東洋文庫ミュージアムは、東洋に関する蔵書が100万冊以上あるそうです。今まで見たこともない言語の文字で書かれた図書などが展示されていました。シーボルトの『日本動物誌』、『日本植物誌』が展示されていました。こじんまりとしたミュージアムでしたが、とても興味深く、また行ってみようと思いました。
 ここの東洋文庫は、平凡社が出している東洋文庫と関係がありますかと伺ったところ、関係はないそうです。

 紅葉のライトアップが行われている近くにある六義園に行ってみました。観光バスがたくさんきていて、非常に混んでいました。 それでも、紅葉を楽しむことができました。

 東洋文庫と六義園の場所は、、もともは柳沢吉保の下屋敷で六義園は吉保が造った大名庭園です。、明治になって、岩崎弥太郎が所有していました。






 

2014-11-28

東京都庭園美術館に行ってきました

 東京都庭園美術館が11月22日にリニューアルオープンしました。前々から一度行ってみたいと思っていましたが、ようやく行くことができました。
どうせならと思い、本館大広間で行われる「小川典子ピアノ・リサイタル」のチケットを事前購入し、演奏会を聴いて、その後、館内1階部分を見学しました。建物のデザイン、調度品などが洗練されていてとても良いと思いました。
 演奏会の曲目は、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、「月の光」など、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などでした。観客は100人で、目の前で演奏が聴け、演奏者から曲の解説などがあり、とても良い経験でした。
 






2014-06-28

堪忍について

 先月、江戸東京博物館の竹内館長の講演を聴く機会がありました。その中で、黒田官兵衛の遺書について話されました。黒田官兵衛は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公です。

 官兵衛の遺書の中に、「諸事、心ままには成らざる物候間、堪忍の分別第一に候事」とあり、「堪忍の分別第一」ということは、戦国時代の武将が生き抜くためのキーワードであると話されました。

 また、竹内館長著「春夏秋冬 江戸っ子の知恵」の中で徳川家康の遺訓といわれている次の文を紹介されています。
 人の一生は、重荷を負いて遠き道を行くがごとし、 急ぐべからず
不自由を常とおもえば不足なし、こころに望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし、堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもえ、勝つことばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其の身にいたる、おのれを責めて人をせめるな 、及ばざるは過ぎたるより まされり

 今の時代には合っていないかもしれませんが、一読しておくべき文だと思います。