江戸時代のはじめは、書籍の多くは京都で出版されていましたが、100年を経過するころから江戸で、多くの書籍が出版されるようになりました。
徳川家康の時代に銅製活字印刷で作られた「駿河版」というものがありましたが、ほとんど木版製版印刷(木の板に文字、絵などを彫って印刷する方法)が行われました。
木版製版印刷は、振り仮名をつけたり、挿絵の挿入が容易なため、この印刷方法が主流になったと考えられます。
1808年、江戸には貸本屋が656軒あったそうです。人口100万の都市でしたから、1500人に1軒の割合であったことになります。当時の貸本屋は、お店での貸本というより行商による貸本屋が大部分だったようです。
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